6/16 無謀なるゼフ挑戦

 始めに。
 これを書き込んでいる6月19日、台風4号が接近、というより先ほど紀伊半島南部に上陸しました。
 幸い、私の住むこの辺りは直撃を免れ、風も雨もたいしたことなく過ぎそうですが、和歌山南部など避難されているところもありますしまだまだ予断を許しません。大きな爪痕を残すことなく過ぎ去ることを祈るばかりです。
 
 さて、16日の話に戻ります。
 前々からどこかへ行こうと決めていたこの日。それなりの理由があったんです、ここでは書きませんが。
 数日前から天気予報とにらめっこしてきましたが、無情にも雨。しかも確率が高い。でも2~3mmの弱い雨、という予報に一縷の望みを託し、決行することにしました。
 
 で、早朝やって来たのは某所。ポイントに行き着くまでのレクチャーはいただいておりましたが、何せ初めての場所への単独行。あまりに狭い道に近くまで行っていながら引き返して周辺をウロウロして確認したりと、結構時間を食ってしまいました。
 
 まぁ雨だし、場所の下見ができればいいや、と半分以上、あきらめの気分でのスタートですから、イマイチ気合いも入りません。初めっからレインウエアを着込んでの活動開始ですから。
 
 悪条件の中、なんとかポイントに到着できましたが暗い…。チョウと言えば時折驚いたクロヒカゲだかヒカゲチョウだかが飛び出す程度。それも暗いので、とまっても種類の確認すらできません^_^;。この頃にはゼフは100%無理、なんて妙な確信が湧いてきました。
 
 やや明るい場所にさしかかったとき、笹にぶら下がっている影を発見。ゼフでなくても何でもいいや、なんて思いながら近付くと、羽化直後のヒカゲチョウでした。
 
イメージ 1
 この日か風も強く、なんとか見られる写真を1枚撮れたのみ。いきなりの突風にチョウも振り落とされました。笹の間に落ちたのを救出がてら、指に乗ってもらいました。
 
ヒカゲチョウ 手乗り
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 ここらで諦めて、山を下っていったところにあった草むらに、ピンクの花を見つけました。
 
ママコナ
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 ずいぶん前に一度だけ見たことがある花です。えーっと、どこだっけ?長野だったかな?思わぬ出会いに心が少し和みます。
 この花を撮っていると近くにとまったトンボ。
 
アオイトトンボ ♀
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 環境的にオオアオイトトンボだろうと思っていたのですが、帰宅後じっくり見てみるとアオイトトンボのようでした。
 
 そしてセセリが1頭。
 
オオチャバネセセリ
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 羽化して間がないようで、きれいな個体でした。まぁ、これも地元ではほとんど見ないので、嬉しい出会い、といって良いでしょう。さらに周辺を探索しますが成果なし。少し雨脚も強くなったので撤収を決めました。
 
 車に乗り込んで山道を下っていると、前方の路上にキジの夫婦発見。
 ゆっくりと近付いていくと二手に分かれて逃げ出しました。♀は笹藪に潜り込みましたが、♂は開けた草地へ出て行ったので、車内から狙ってみました。
 
キジ ♂
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 正面から撮りたかったのですが、残念ながらこちらを向くこともなく、姿を消しました。
 
 これで本当に撤収、帰路につきながら面白そうなところを探すことにしました。
 
 続く…