７／１４～１５　ウスイロヒョウモン観察会とおまけ（その４）

　ずーっと移動して、やって来たのは別の山。
　ここでの本命は２つ、そしておまけも期待して。ここのおまけは出会えることができたなら、私にとってはかなり嬉しい。

　先ほどお別れした４人の方々と再会です。

　早速そこにいるよと教えていただいたのがこれ。本命１つめ。

キマダラルリツバメ　♂

　さすがにかなり傷んではいますが、私が好きな翅裏はそこそこ綺麗で、特徴的な４本の尾状突起も辛うじて残っていました。

　しつこく近寄っていくと機嫌を損ねたのか樹の上へ。でもサービス精神が旺盛なこの子は低いところでサービスしてくれました。

　そうか、「かぶりつき」があかんかったんやね。

　ふとみると、別の個体が足下でサービスしてくれていました。

キマダラルリツバメ　♂

　でもあまりに痛々しいお姿に涙が出ます。せっかくの瑠璃色も薄れてしまって、僅かに色が残る程度。

　せっかくのチャンスなのでそっと指を近づけてみると、誘いに乗ってきてくれました。

　さらに別個体も登場しました。

キマダラルリツバメ　♂

　このときすでに空も暗くなっていて、間もなく打ち切りの時間だったためか翅を開いてくれたのはほんの一瞬。そのチャンスを生かせなかった自分の腕が恨めしい。綺麗な瑠璃色が健在だっただけになおさらです。

　さて、本命２つめの方は…。

　もっとたくさんいてもおかしくないのに、テリ張りしている数が少ない。時間帯もちょうどのはずなんですが…やはり天気のせいかな？

　気を取り直して枝を叩いてみるものの、数は出ても降りてはくれません。

　それでも何度かチャンスはありました。

　そのうちの１頭が翅を開き始め…ウルトラマリンの輝きを期待していたら…♀(T_T)

　どうも降りてきてくれる子は、女の子が多いようで…複雑な心境(^^ゞ。

　何とか男の子も低いところに止まってくれて、魅惑的な輝きを期待しますが、拝ましては貰えませんでした。

　そうこうしているうちに空も暗くなってきた頃、ようやくテリ張りが始まったようで、バトルも見られるようになってきました。

ハヤシミドリシジミ　巴飛翔

　決して満足できる出来ではありませんが、雰囲気だけでもお伝えできたらと…。
　できればもう少し明るいときに見たかったものです。

　最後に暗く、遠いところでやっと見せてくれたウルトラマリンを。

　ここらでタイムアップ、ひとまずDさんと明日の再会を約束してお別れし、私は温泉へ向かうことにしました。

　何せ、朝からの雨と汗にまみれて自分でも「臭いなぁ」と感じているくらいですから、早く汗を流して着替えなくては。

　温泉、気持ちよかったです。ただし、小学生の団体が入ってきて騒がしかったのには閉口しましたが…。

　さあ、明日に備えてお休みなさい。

　続く…