いつもの里山 (8/14) その2

 いつもの里山の、いつもの湿地へ行ってみると…
 
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 清楚な三弁花です。
 即似た花を咲かせる植物にアギナシがありますが、この葉はそれほど細く尖ってないので、おそらくオモダカだと思います。
 またオモダカを改良したのがクワイだそうですが、クワイの花もよく似ているそうですね。でもどこで見分けるんだろう?いつも疑問に思っています。
 
 これも白い三弁花。
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 こちらは丸っこくて艶のある葉が特徴的です。
 
 そろそろ暑くなってきたので撤収にかかります。いつもと同じ林の小道。
 林縁のカシの木(アカガシかな?)周辺に小さな蝶がいました。
ムラサキシジミ
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 この日はあちこちで見られました。
 綺麗な翅表を見せてくれるかなと期待したんですが、残念ながら蚊の攻撃がひどくて、粘ることができませんでした。
 
 水路の縁ではニホントカゲが日光浴の真っ最中。
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 小さいうちは、青い尻尾が綺麗ですね。
 
 セミがどこからか飛んできて、近くの樹にとまりました。
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 このセミが鳴き始めると、もうすぐ夏が終わるイメージが強いです。
 子供の頃は、「夏休みが終わるよ~」と知らせに来たような気がして、妙に悲しかったなぁ。
 
ヒメアカネ♂
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 だんだん成熟してきて腹部の赤味が増し、顔も白っぽくなってきました。
 
 日陰では黒いアゲハたちが暑さを避けるためにか、休んでいる姿をよく見かけます。
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 すでに翅がボロボロですが、大きな姿が特徴的です。
 
 傍らの樹の根元を見ると、クワガタムシがいました。
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 久しぶりに見る大きめの個体でした。が、歩き方が変で、動きが遅い。よく見ると、左の前肢がなくなっています。何者かに食いちぎられたんでしょうか?
 
 小道の脇には薄ピンクの花が咲いていました。
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 晩夏から初秋にかけて咲く花で、この花を見るといよいよ秋が近づいたなぁ、と思います。
 草原なんかで群生していると見事なんですが、この場所では固まって咲いていないので、貧弱に思いました。
 
 何匹もの茶色い蜂が飛び交って、時折葉にとまります。
ベッコウバチ類
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 透明感のある翅が鼈甲色で綺麗です。よくぞ名付けたなぁと感心してしまいます。
 ところでベッコウバチにもいろいろ種類があるようですが、この蜂はなんという種なのか、見分けることができませんでした。
 ご存知の方がおられましたらお教え下さいませ。