4/14 ギフの山、第2弾
前日に引き続き、ギフ詣で。ただし目的地は昨日とは違う、地元の山。
こちらはロープウエイなど、交通機関はなく、自分の脚で登り下りしなければなりません。
連チャンの山登り、どうなる事やら。
おまけにカタクリはありません。
ちょっと不安を抱えつつ、山登り開始。昨日は単独でしたが、今日は同行者あり。
もともと、私の足は遅いのですが、やはり昨日の下りの影響が脚に来ていて、いきなり息が上がってしまいました。そこで、同行者に自分のペースで先に行って貰い、私はぼちぼちと登ることにしました。
途中で見つけた花。
淡いピンク色が褐色の落ち葉の中によく目立っていました。
のんびり登っていくと、登山道脇にずいぶん先行しているはずの同行者の姿がありました。
何をしてるの?と声をかけると、良いもの見つけた、と得意そうな顔。
なんとそれは…
オオシモフリスズメ
それも羽化直後の、翅が伸びていない芋虫状態。
いくら大きいとはいえ、よくこんなのを見つけたなぁと感心してしまいました。
まだしばらく観察するとのことなので、今度は私が先行することになりました。
山頂までの途中、待ち合わせ場所に決めていた、開けたところに着くと、いきなり吹き下ろしの風とともに1頭のギフチョウが現れました。しかし、地面に下りてくることなく、数メートル頭上を飛び越して行ってしまいました。
幸先が良いのかどうか…居ることがわかっただけでも良しとするか。
しばらく同行者を待って、今度は連れだって山頂を目指します。今度はいきなり登山道脇から驚いた1頭が飛び出し、高みへと飛んでいきました。飛んでいるときは目立つギフチョウでも、地面の止まっているとお手上げ、見事な保護色になっているようです。
その後、山頂までは姿を見せず。ちょっと不安な気持ちを抑えつつ、到着。
しばらく待っていると、姿を現しました。
とりあえず、地面での日光浴を。
同行者も無事写真に収めることができ、無事、案内責任を果たすことができました。
後はそれぞれ、うろつきながらチャンスを待ちます。
ナガバモミジイチゴでの吸蜜
手乗り~♪
あまり目立ちませんが、左後翅が羽化不全で萎縮していました。飛翔力も弱いようで、強風で地面に落ちたところを誘ってみると、指に乗ってくれました。
タチツボスミレでの吸蜜
同じくタチツボスミレで。
黒帯の形を見ると、上とは別個体です。
ここはカタクリがないので、憧れの絵に描いたようなシーンは見ることができませんが、スミレの吸蜜シーンを撮ることができます。ただ、スミレは蜜の量が少ないのか、次から次へと移動するので、その忙しいことといったら。まるでナミアゲハの吸蜜を見るようでした(笑)。
山頂でのギフチョウを堪能し、再び登山道を下っていくと、すっかり翅が伸びたオオシモフリスズメが居ました。
オオシモフリスズメ
腹端を反り上げたお得意のポーズでした。
下りもマイペースでぼちぼちと。
2日連続のギフ詣ではいずれも満足な結果を得ることができましたが、さすがに脚に来てしまいました。
これはやばいぞ~!
おしまいです。