5/4 その1 春のギンイチ…初撮り♪

 前々から撮りたかった春型のギンイチモンジセセリ
 夏型は5年前、関東某所で偶然見つけ、撮影に成功してるんですが(といっても閉翅のみ、暑い中での開翅はさすがに無理でした)、名前どおりの銀一文字を身に纏った春型を見るのは、私にとっての憧れでした。
 
 昨年情報をいただき、機会を狙っていたんですが、GW直前にNさんに相談申し上げたところ、ご同行いただけるとの力強いお言葉に甘えさせていただきました。
 
 当日朝の無風快晴、おまけに気温も低いという絶好の条件に期待が高まります。
 
 ポイントに到着後、ガサガサと探し始めましたが、気温が低いのが逆に災いしてか、一向に飛ぶ気配がありません。他のチョウも少なく…僅かにおなじみさんの姿が見えるのみ。あまりに悔しいので、本命が出るまでの暇つぶしに狙ってみました。
 
ツバメシジミ ♂
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 さすがに擦れています。尾状突起は何とか残っていますが、オレンジ斑はすり切れ状態。
 
ツバメシジミ ♂
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 こちらのオレンジ斑はほとんど消失状態。尾状突起がなければ私には班別不能だったかも?
 それに異常に小さな個体でした。
 
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 一番数多く姿を見たのはこのベニシジミ。すべてすり切れて傷んでいました。その中で一番綺麗に見えたので撮ってみましたが、パソコンに取り込んだ後、改めて見るとこの子もかなり傷んでいました。自分の目の悪さを改めて実感…(>_<)。
 
ヒメウラナミジャノメ
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 これにもレンズを向けてしまうほどの状態だったわけで…(^^ゞ。
 
 そんな中、密かに嬉しかったのはこれ。
 
クロハネシロヒゲナガ
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 小さな蛾ですが、飛んでいるときも白く長いひげがよく目立ちます。
 ヒゲナガガ科の種類なんですが、科名の方はガがふたつ重なるのに、種名になると最後のガは付かないのが不思議。
 
 ポイント到着から1時間あまり、ガサガサ歩き回るのに少し疲れてきた頃、Nさんの「発見!」の声が。
 急いで駆けつけると、指差す先に憧れの銀色の一文字がいました。
 
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 待望の初ショットです。しかも開翅状態。翅先が丸く見えるので♂でしょうか。
 
 サービス満点で、おとなしくモデルになってくれました。
 
 横から
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 後ろから
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 前から
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 充分堪能させていただきました。
 
 その後、2匹目のドジョウを狙ってガサガサを続けましたが結局現れず、Nさんに見つけていただいた1頭だけに終わってしまったのでした。でも1と0とでは雲泥の差があります。長年の夢が叶い感謝感激です。
 
 この後、時期が違うかもと不安を抱えつつホソオチョウのポイントへ案内いただきましたが、残念ながらモンキチョウベニシジミがむなしく舞うのみ。唯一アゲハチョウ科を見たのはナミアゲハのみ。ホソオチョウとセットとも言えるジャコウアゲハの姿すら見られませんでした。
 悔しいので一応載せます。(^^ゞ
 
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 片方の尾っぽが切れてるし…。
 
 このままでは終われないと、3年前に私が撮ったポイントへ移動。早速セットものを発見。
 
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 俄然期待は高まります。がしかし、期待むなしく…撃沈。(^_^;
 
 ムラサキツメクサで吸蜜していたモンキチョウを撮ったのみ。
 
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 ムラサキツメクサ、私の地元ではあまり見ないので、この組み合わせは初めてかも?ということで撮ってみました(^^ゞ。
 
 食草のウマノスズクサは結構良い状態ではえていましたが、それらを見て回っても卵や幼虫の姿は見られず、もしかしたらフライングだったかも、ということにして終了することにしました。
 
 Nさん、おかげさまで憧れをひとつ、現実のものとすることができました。本当にありがとうございました。m(__)m
 
 ギンイチ&ホソオ探索、おしまいです。