合宿が終わって…(7/4) その2
意外に思ったのは、小川のほとりにこんなのが縄張りを張っていたこと。
ウチワヤンマ♂
ウチワヤンマと言えば、池の主、というイメージなんですが…近くに大きな池でもあるのかな?
ふと気付くと、あちこちの杭の先に、とまっていました。ソッと近づきますが結構敏感で、撮れたのはこの程度。
この目線からは見たことがなかったので、ヨシ、としましょう。
本命に振られた傷心のまま、第3ポイントへ向かいます。
この頃から天気が怪しくなってきて、期待半分・焦り半分で探して回りますが、なかなか見つかりません。
一度だけそれらしいのが足元から飛び立ちましたが、高い木の上に。一応撮ったものの、判定ポイントがはっきりしないので証拠写真以下。これは唯一のチャンスを逃したかなと、ますます焦りが募ります。
何とか降りられそうな場所を見つけ、水辺に立つと、見慣れたお馴染みのイトトンボの姿が。
セスジイトトンボ♂
水色の、可愛いヤツです。これも結構敏感で近づくのに苦労しましたが、何とかゲット。
交尾しているのも見つけました。
もしかして、セスジイトトンボの交尾は初撮影かも?
イヤイヤ、こんなことで遊んでいる場合ではないと、我に返って辺りを見回すと、オレンジ色の小さな姿。
これは何だろ?セスジの未熟個体なわけはないし…などと思いながら一応撮影成功。ただし、すぐに見失ってしまいましたが…。
別角度から…
帰宅後、調べたり、詳しい方にお伺いしたりした結果、な・な・なんと…
第2ポイントで見る予定だった…
しかし、なんという感激の全くない初対面だったんでしょう。まさか、あの環境でモートンがいるとは想像もできなかったし。おそらく偶然そこにいた感じでしたから。
横道に大きく逸れました。話を戻して…本命、本命っと。
探しながら水辺を行くと、またまた足下から怪しい影。これもスーッと飛んでいってロスト!あ~一度ならず二度までも…と愕然としながら辺りを見回すと、少し離れた場所に発見。いよいよ感激のご対面か…でも見分けられるかな?…などと胸ドキを抑えつつ慎重に、慎重に。
ついに撮影成功。
キイロサナエ♂
見慣れたヤマサナエにそっくりです。で、もっとよく観察しようと近づくと…逃げられた!そしてロスト!
(この個体、ヤマサナエとの識別ポイントのひとつである胸部側面の黒線が太く繋がっているのでややこしいですが、総合的に見てキイロサナエと判定しました。ご意見等、お聞かせいただければ幸いです)
気を取り直してさらに探索を続けると…いました、別個体。
ボロボロの個体でしたが、この子は愛想がよく、飛んでもすぐ近くにとまってくれるので、じっくり観察することができました。
このころから、空模様がいよいよ怪しくなり、大急ぎで車に逃げ込んだとたん、降り出しました。間一髪セーフ。
それにしても、空の神様、よく雨を降らせるのを待っていてくれたものです。感謝感激、雨あられ…これはいらんか!
一泊二日、初参加のゼフ強化合宿、それにおまけのトンボ探索と、大満足、内容の濃い3日間となりました。お世話になった皆様、本当にありがとうございました。
しかしながら…たくさんの宿題が山積みになったのも事実…良い意味でですが。これは通うしかない!と密かに心に誓ったのでした。
…………完