6/15 ミドリシジミ探索が転じて…
どうしても地元・和歌山でミドリシジミに会いたくて、ネットで見た某地域へ探索に出ました。
ところが、あまりに範囲が広すぎて、車で流しながらハンノキがありそうな場所を探してみるものの見つけることができず、とうとう諦めてしまいました。開発がどんどん進んでいることもあり、もしかするとつぶされてしまったのかも?
結局、その地域で撮れたのは、いつもの面々。
ツバメシジミ ♀
新鮮な、別嬪さんでした。
ヒカゲとはいいながら、スポットライトが当たっているようなシーンが面白く、思わずカメラを向けてしまいました。
この日も午後から所用が入っているので、あまりゆっくりはしていられないのですが、時計を見るとまだ10時前。
そこで、以前から気になっていた山へ行ってみることにしました。
車で登っていくと、谷筋にイボタが咲いていました。白っぽいチョウがチラチラ飛んでいるのも見えます。これはもしかして、ウラゴ?期待しつつ近づくと…残念!
ルリシジミ ♂
そういえば飛んでいるとき、ちょっと青みがかって見えたよなぁ。
ちょっとガッカリしつつ尾根筋まで登ってくると、道の脇に数本、ハンノキ類のような樹がありました。「まさかこんなところにミドリシジミがいないよなぁ?」念のため、長竿を持ち出して梢を叩いてみると、ゼフらしきチョウが飛び出しました。ま、まさか?ミドリシジミの新産地発見か?止まるのを待って、例によってデジタルズームを駆使し、証拠写真に挑みます。
それにしても、止まったところが高い!おまけに当然ながら逆光だし。
で、撮れた写真がこれ。
ゼフ 1
う~ん、わからん。
さらに梢を叩くと、別の個体が飛び出して、巴飛翔が始まりました。すぐに離れるかと思いきや数十秒くるくると回り続け、3mくらいのところまで降りてきましたが、そのまま止まることなく、再び樹上へ。
ゼフ 2
先ほどより少し低いところでしたが、肝腎のオレンジ斑部分が見えません。
ミドリシジミにしては翅裏が赤味がなく灰色っぽい気がするし、でもとまっていた樹はハンノキ類のようで、他の種類の樹を叩いても出なかったし、正体は何だろう…?
帰宅後図鑑と首ったけで調べてみると、前翅の短い線があるように見えるし、オオミドリシジミじゃないか?そんな気がしてきました。
もしそうなら、それはそれで嬉しいんですけどね。
山頂に到着、付近の林や草原を回ります。