6/22 本場のゼフ探索 その1

 地元のゼフ探索も良いですが、本場の文字どおり緑色の翅を持つゼフに会いたくなりました。
 日頃お世話になっているOさんの要望もあったので、出撃することにしました。前の週、ゼフが少なかったとの情報を聞いていたのですが、その間に雨も降ったし、1週間後だからいくらなんでも発生してるだろうと、期待をこめて。
 こちらを出るときは雨がしとしと降ってましたが、近づくにつれて雲が切れてきているよな空に変わってきたように思えました(夜なのではっきりわかりませんが…(^^ゞ)。もうワクワクです。
 ところが、仮眠から目覚めた空は、どんより~。山の上の方は雲の中。
 それでも天気予報では回復していくらしいので、予定どおり登っていきました。
 
 しかし、いざポイントに付いてみると、濃霧!
 先着されていた方に伺うと、「さっきから叩いてるけど少ないよ。」何という無慈悲なお言葉…
 発生が遅れてるんでしょうか?とさらに伺うと、「先週メスアカを見に来たけど、擦れていたから遅れてるとは思えない。今年は不作かも?」いきなり無慈悲なお言葉のダブルパンチを食らってしまいました。(>_<)
 
 それでも気を取り直し、叩き出しを行うと…
 
フジミドリシジミ ♀
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 やった、初フジ。ちょっとだけ肩の荷が下りました。
 
 次は…
 
ラクシジミ ♂
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 霧と雲でストロボを使わなければ撮れないほど、薄暗い状態。手前の葉っぱの影がかかってしまいました。
 
ラクシジミ ♂
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 地面に降りたこの子、草の間へ入り込もうとして葉に翅が引っ掛かり、閉じも開きもできない、中途半端な開翅状態に。ちゃんとした開翅が撮りたかったなぁ。
 
 しかし、この後が続きません。ポツリポツリと飛ぶ程度、霧で追いかけるのも難しく、しかも降りてこない。(>_<)
 おまけに霧がさらに濃くなり、雨まで降り出す始末。天気予報、どうなっとんねん!
 
 それでもしばらく粘りましたが、天候回復の兆しが見えず。
 その中で唯一嬉しかったのは、この花に初めて会えたこと。
 
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 最盛期は過ぎてはいましたが、感激しました。
 
 ついにここらで諦めて、山を下り、別のポイントへ移動することにしました。
 下まで降りてくると、曇ってはいますがその雲は徐々に薄くなり、薄日が射すまでになってきました。ちなみに見上げる山の上は相変わらず雲の中でしたが。
 
 そこでテリ張りしていたゼフは…
 
オオミドリシジミ ♂
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 昨年このポイントでオオミドリ♀を見つけていたので、きっと♂がいるだろうと予想していただけに嬉しさもひとしおです。
 
オオミドリシジミ ♂
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 他のゼフに比べると少し輝きは鈍いですが、それでも充分奇麗です。
 
オオミドリシジミ ♂
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 この角度から見ると青き見えますが、
 
オオミドリシジミ ♂
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 正面から見ると少し緑がかって見えます。
 
 その他のゼフは…
 
ミズイロオナガシジミ
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 少し翅を開いています。
 そこでしばらく待ってると…
 開いてくれました!
 
ミズイロオナガシジミ
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 ミズイロオナガの開翅を撮るのは初めてです。それにしても地味ですねぇ。
 
 今年の定番…どこへ行っても居るように思います。
 
アカシジミ
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 アカシジミは擦れたのが多かったです。
 
ミヤマカラスアゲハ ♂
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 ちょっと擦れているようにも見えますが、私にとっては充分値打ちがあります。けっこう奇麗。
 
 オオミドリを堪能し、おまけも多数。気分を良くして次のポイントへと移動しました。
 
 つづく…